小学生の時、父が野球をしている姿に憧れて自然と野球を始める。決して上手ではなかったが、中学、高校の時に仲間や指導者に恵まれ、練習と努力も重ね、高校１年の時からレギュラーを獲得。

高校最後の夏の大会では注目選手として新聞や雑誌に掲載され、今までの成果を出そうと意気込んでいた。そして迎えた一回戦を無事に勝利し、二回戦に向けて練習していたある日、悲劇が起こる。

バッティングピッチャーをしていた時に急に肩に激痛が走り、その一球で肩が痛くて上がらなくなり、すぐに近くの整形外科に受診してリハビリを受けた。

当時、不安と心配な気持ちでいっぱいだったが、担当してくれた先生にとても親切丁寧にアドバイスやテーピングなどして頂き、私はその時に笑顔、元気、希望をもらい感動することになる。

おかげさまで大会に出場することが出来たものの、その試合でチームは負けてしまう。悔し涙はあったが、全力でプレーが出来て、最後の集大成は今まで関わった全ての人への感謝の気持ちで終えた。

大学でも野球を続けようとしていたが、将来の仕事を考えた時に「体の痛みで困った時に助けることが出来る人になりたい」と強く思うようになり柔道整復師になろうと決める。ピンチとも思えるこのケガがきっかけで自分のやりたい事に出会えた。

人の人生の好転に関わる、頼りになる存在であることが我々の存在だと確信し、向上心を持ち続け全力を尽くしたい。